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事業承継 事例集 vol.1 ~リバースモーゲージ活用編~

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執筆者 ばとんたっちbiz編集部
リバースモーゲージ活用編
記事のポイント

事業承継におけるリバースモーゲージの活用

 【事例1】社長による、後継者に円滑に事業承継するためのリバースモーゲージ活用プラン
 【事例2】後継者による、株式譲受時のリバースモーゲージ活用プラン
掲載日:2019年8月23日


リバースモーゲージは、自宅を担保として一生涯利用できる、シニア層対象の融資商品です。
契約期間中の返済は利息のみで、契約終了時(死亡時など)に担保不動産を売却して融資残高の返済を行います(預貯金、保険金などでの返済も可能)。

住み慣れたご自宅でリタイア後の生活を送りながら、ゆとりある生活に必要な資金を準備することができるため、取り扱う金融機関も増加しています。


一般的には、老後のゆとり資金や万が一への備えとして利用されるリバースモーゲージですが、今回は、事業承継に活用するための事例をご紹介します。

リバースモーゲージには、資金使途(事業性資金として利用できないなど)や、利用年齢に関する制約がある場合があります。
「手元資金を事業用途に」、「リバースモーゲージを暮らしの備えに」、この2つをバランスよく組み合わせたプランの作成が、リバースモーゲージを事業承継に活用するためのポイントになります。

【事例1】社長による、後継者に円滑に事業承継するためのリバースモーゲージ活用プラン

社長が、万が一の生活資金不足に備えつつ、円満な相続や円滑な事業承継に向けた準備を行うために、リバースモーゲージを活用することができます。

事例1
現預金
● 相続時に、後継者以外の子供に引継ぐ財産として、分割しやすい現金を蓄えておく

● 円滑に事業承継を進めるための準備資金として活用する

・ 分散した株式を集約して承継に備えるための、株式買い集め資金

・ 会社の磨き上げなど事業承継準備資金としての、会社への貸付金

自宅
● リバースモーゲージを活用して、万が一への備えや老後のゆとり資金を準備する

● 生活資金不足や、医療費や介護資金など万が一への備え

・ 老後を快適に暮らすためのリフォーム資金

・ 有料老人ホームへの入居資金



自社株式の集約や事業承継前の会社の磨き上げなどの事前準備は、後継者やさらにその先の世代にとって、大きな効果となって引継がれていきます。

事業承継の事前準備を十分に行い、自社株式や事業性資産など、事業の継続に必要な財産を分散させずに円滑に後継者に承継するための手段の一つとして、リバースモーゲージの活用をご検討ください。

【コラム】相続・事業承継の視点からの、リバースモーゲージとリースバックの比較

リバースモーゲージとリースバックは、どちらも自宅に住み続けたままリタイア後の資金を準備できる金融商品ですが、以下のような違いがあります。

リバースモーゲージの特徴
● 自宅を担保として資金を借入れる

● 自宅は自己名義のまま、一生住み続けることができる

● 自宅+借入金が相続財産となる


リースバックの特徴
● 自宅を売却して売却代金を一括で受取る

● 買主と賃貸借契約を結び、家賃を払うことでそのまま住み続けることができる

● 現金(自宅売却資金)が相続財産となる



相続・事業承継に着目して両者を比較した場合、リバースモーゲージの活用により、相続にかかる負担を軽減できる場合もあり、事業承継を含む相続の円滑化につなげる効果も期待できます。

【事例2】後継者による、株式譲受時のリバースモーゲージ活用プラン

後継者が、万が一の生活資金不足に備えつつ、社長から自社株式や事業性資産を譲り受けるために、リバースモーゲージを活用することができます。

事例2
現預金
手元資金や借入等により、株式譲受資金を準備する


自宅
リバースモーゲージを活用して、生活資金や医療費など万が一への備えとする

リバースモーゲージのメリット・注意点

(※実際にご利用をご検討される際には、取扱金融機関にご相談ください。)


今後ますます高齢化が進む中、リバースモーゲージはシニア世代のニーズにマッチした商品といえます。

リバースモーゲージは、契約者がお亡くなりになった後は自宅を売却して完済するイメージがありますが、商品によっては、配偶者が契約を引き継ぐこともできますし、相続人が預金や保険で返済して自宅を保有し続けることも可能です。

商品の仕組みやリスクを理解すると同時に、ご自身のニーズにあった商品選びをするためにも、金融機関の窓口など、専門の相談員に具体的に相談してみるのも良いのではないでしょうか。


リバースモーゲージのメリット
1. 自宅を手放さずに住み続けることができる

2. 月々の返済は借入金残高に対する利息のみ(元本の返済は不要)

3. 小口から大口まで不動産の評価範囲内での利用が可能


リバースモーゲージの注意点
1. 金利上昇による借入金の増加

2. 不動産評価額の変動リスク(融資極度額の変動リスク)

3. 長生きリスク(生存中の融資枠の使いきり)

4. 不動産を処分して返済を行うリスク

5. 推定相続人の同意が必要

6. 共有物件の場合の制約

【関連サイト】リバースモーゲージ研究所
 https://reverse-mortgage.jp/



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